被せ物について
被せ物について
こんにちは。
みこデンタルクリニック 院長 横田 光子です。
今回は被せ物についてです。
歯の被せ物の型採りに入るまでには多くの基本治療が必要です。
例えば、歯が腫れて痛い場合、レントゲン等の診査をし、根っこの病気だとしたら、根管治療が始まりますから、根管治療だけでも4,5回はかかります。週1回の通院でもここまででも1カ月半はかかってしまいます。
しかし、基本治療をろくにせずに急いで被せ物を入れてしまいますと、お家でいうと、基礎工事が欠陥のまま家を建ててしまうようなもので、のちにトラブルが出やすくなります。
被せ物をいれたのに、歯茎から血が出る、フロスが引っ掛かる、腫れぼったいなどのトラブルはありませんか?
この症例の方は悪いところは全て治療したいとのことでしたので、全顎治療になりましたので、基本治療から最終の被せ物が入るまでに約1年かかっています。その間は仮歯でお食事をして頂くことになりますので、見た目が悪いのではないか?咬めないのではないか?などの問題はほとんどありません。
このように、やっと、左の被せ物が出来上がりました。
歯は体の一部ですから、治癒を待つ時間も必要です。
例えば、盲腸の手術をしたら、治癒するまで、時間がかかり、痛いのと同じです。
早くて痛くない治療が、決していい治療ではないことをご理解いただけたらと思います。
少しずつですが、基本治療につい詳しくて書いていけたらと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
みこデンタルクリニック
横田 光子