食生活と虫歯の関係について①
食生活と虫歯の関係について①
こんにちは、みこデンタルクリニックです。
今日は食生活と虫歯の関係についてお話させて頂きます!
最初に虫歯のでき方についてご説明させて頂きます。
普段、私たちのお口の中は約pH7.0の中性で保たれています。しかし、食事、特に甘い物(糖分の多い物)を食べると細菌によって酸がつくられ、pHが低くなりお口の中が酸性に傾きます。すると、その酸が歯を溶かしやすくしてしまうのです。これを脱灰(だっかい)といいます。
そして、個人の唾液の質などにもよりますが、一度食事を取ってから約30分~1時間ほどでまた中性に戻っていきます。そして唾液の作用で一度溶けかけた歯をまた元に戻していくのです。これを再石灰化(さいせっかいか)といいます。
普段、私たちのお口の中はこの脱灰と再石灰化を繰り返してバランスをとっています。
しかし、お口の中が酸性から中性に戻っているうちにまた糖分をとるとどうなるのでしょう??脱灰と再石灰化のバランスがくずれ、脱灰する時間が長くなってしまいます。そうすると虫歯になりやすくなってしまうのです。
糖は砂糖だけではなく、ご飯やパンなど、非常に多くの食品に含まれています。間食の回数が多いこと、だらだら食事することや唾液の量が減ってしまう寝る前にお食事することは、口腔内が酸性になることが増え、虫歯のリスクを高めます。規則正しい食生活も虫歯の予防にはとても大切なことです!
次回はどんな食品が酸性に傾きやすいのかを紹介していきます。